
福原心理士の「まるっと療育ルーム」(Vol.4)
「魔法のザラザラ下じき」 おひさまの子どもたちを見ていると、文字を書く際に力が入りすぎて「腕が疲れる」と話す子、運筆のコントロールがうまくいかず鉛筆が滑ってしまい、マスからはみ出てしまう子などが多い印象です。
子どもによっては、画用紙を下敷き代わりに使ってもらうことがあります。
画用紙の厚みのおかげで力の入れ具合が分かりやすくなるためです。
力が入りすぎてしまう子は、たくさん力を入れないと”書いている”ことが脳に伝わらないため、過剰に力を入れてしまいます。
マスからはみ出る子の中には、紙の上を鉛筆が滑ってしまうために線が止められず、流れたような字になってしまうことがあります。
実際に、画用紙を下敷き代わりにすると「力入れなくても書けるから、めっちゃ書きやすくなった!」という子もいます。
画用紙はどこにでもあるのがメリットですが、使い続けるとボコボコになったり厚みがなくなってしまうのがデメリットです。療育の専門書には、”◯番の紙やすりを下敷きにするのもいいです”と書かれてあったりしますが、紙やすりを探しに行くのが大変ですよね。
そこで、「魔法のザラザラ下じき」というのを最近知ったのでご紹介したいと思います。(詳細はURLをご覧ください)

大人でも、ツルツルした場所で文字を書くと滑りすぎて書きにくいですよね。銀行や郵便局、市役所などで書類を書く際、机には透明で分厚いマットが敷かれてありますよね?原理はあれと同じです。
抵抗があることで、運筆をコントロールしやすくなるからです。1枚660円とそこまで高くないですので、一度試してみてはいかがでしょうか?
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