おひさまdekiru Studyだより (R.4 vol.25)8月8日号 後編




現在、脳画像や脳波といった画像検査、血液検査などの生物学的な検査だけでは、発達障害や知的障害の確定診断をすることはできません。医師は、対象となる患者さんの行動を直接観察しながら、幼少期の生育歴や家庭・学校での様子を保護者から聞き取るなど、問診をメインとして診断を行います。その理由の一つに、発達障害や知的障害の原因やメカニズムが未だに解明されていないことが挙げられます。医学の進歩は凄まじいものがありますが、脳の研究者でさえ「脳についてどこまで解明できているのか、私でも答えられません。」と話すほどです。つまり、脳のメカニズムはまだまだ謎が多く、分かっていないことの方が多いのです。そのため、発達障害については行動や特性といったところを手がかりに診断していきます。

 今回のように、不確かな情報でも有名人が発言するとなんだか正しい情報のような気がしてしまうものです。また、SNSやYouTube等では、「○○を食べたら発達障害が治る」「□□というサプリを飲んだら発達障害がよくなる」などの怪しい情報もたくさん飛び交っています。間違った情報の中には、不安につけこんでお金を巻き上げる目的で嘘の情報を流している人もいます。どれが正しくてどれが間違っているのかは、専門家でなければ判断できないこともあるかもしれません。耳にした情報が正しいのか不安になった際は、どうぞ気軽にご相談ください。


臨床心理士・公認心理師 福原華奈

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